ともだちのこと
東京で桜が咲くのを見るのは、何回目でしょうか。
全国各地にいる友達は元気かなあ……。
世田谷公園で芽吹いていた花びらを眺めながら、脳内・感傷トリップに出てしまいました。
あるとき、大好きなミュージシャンが、こんなことを言っていました。
「僕、友達は少ないんです。でも、少なくていいんです。
友達が多いって言ってる人は“自分”ってものが希薄なんじゃないでしょうか」
そして、こういう内容の言葉を続けていました。
「寂しいから誰かと会ったり、電話やメールで上っ面な会話をするくらいなら、
自分の好きなことをじーっとやっているほうがいい。それでネクラと呼ばれても、
僕は痛くもかゆくもない」と。
この人のこと、やっぱり好きだな。そう思いました。
私もまったく同じ意見だったから。
自分と対話する時間がないと、人間、成長しないと思うんです。
映画やテレビや本の世界じゃなく、ときどき自分自身のなかをのぞき込んで、
「あなたはどうしたいの?」
「どこ行きたいの?」
などと、ぐるぐる考える時間がぜったい、ぜったい必要!
そのためには、自分のためだけの時間を持たなきゃいけない。
個人的には、そう思っています。
もっともっと若いころ、とくに学生のころなんかは、
ちょっとの知り合いでも「友達」と呼んでいたし、携帯にもいろんな人が登録されていました。
いっちゃえば、質より量。
だけど、大人になって、どんどん自分の世界が確立されていくと、
ものすごい早さで、不必要なものが淘汰されていきました。
砂の中に埋もれていた宝石が見つかるように、大切な人たちだけが残って――。
もちろん、家族や仕事の仲間など、大事な人はほかにもいるけれど、
「友達」と呼べる人は、そんなにたくさん、いないような気がしています。
だけど、だからこそ、大切に思い合うことができるんじゃいか、と思うんです。
「生きる意味がわからない」
「何のために生きるんだろう」
思春期の若者の多くが持つ疑問ですが、
誤解を恐れずにいえば、私は「友達を作るためなんじゃない?」と答えたい。
もしかしたら、たったひとりかもしれない。
でも、本当に理解し合える友達ができれば、人生はきっと輝くはず。
私はそう信じています。
青いかもしれないけれど(笑)。
最近、熊本に住む友人が立て続けに、中華街店に遊びに来てくれました。
ひとりめは、大学時代、一緒にマスコミ講座を受講していたAくん。
出版社勤務を経て、社会保険労務士の資格を取り、現在は地元で開業しています。

一緒に猛勉強した大学時代にも、たくさん思い出はありますが、
何より印象深い出来事は、私が上京する直前、食事に行くと必ず、ごちそうしてくれたことなんです。
毎回、割り勘にしようと提案するのですが、
「いいよ。東京行きのために、少しでも貯金しておきなっせ!」と笑っていました。
いま思えば、自分だって開業のためにお金は必要だったはずなのに……。
以前、この話をボスにしたとき、
「成功する人って、ごちそうするのが上手なんだよね」と言ってました。
なるほどー、という感じです。
(ショップでは、奥さまのお土産を選んでくれました。感謝♪)
もうひとり、来店してくれたのは、ワーキングマザーのMちゃん。
彼女は高校時代からの友人です。
2児のママとは思えないほど、アグレッシブ。
というか、子どもを産んで、さらにパワーアップした感があります。
やっぱり、母は強しなのでしょうねえ。
卒業後、会わない時間も長かったのに、気がつけばいつの間にか
夢を語り合う“同志”みたいな存在になっていました。
いつもHPをチェックしてくれていた彼女、今回は出張帰りに、中華街店へ。
「ダイエットして、また来るけん!」といいつつも、たくさんお買い物してくれました。
本当にありがとう。
桜前線より少しだけ早く、私のもとを訪れてくれた友人たち。
おかげで、今年もよい春のスタートがきれそうです。
残りの人生で、何人友達ができるか――。
それを考えると、年齢を重ねることが怖くないどころか、ワクワクしてきます。
いい出会いを育てるために、さらなる自分磨きをしなくては!(キュッ☆)
みなさんには、どんな友達がいますか?
