思い出のカレー
父と母、そして姉と妹に囲まれ、賑やかに育った私。
物心ついた頃には母が勤めに出ていたこともあり、
姉妹たちと交替で家事を手伝うのが日課でした。
妹の手を引き、八百屋さんに行って、
「おばちゃん、今日はお金がないけん、これでよか?」と
アイスの当たり棒を出したときは、さすがに苦笑されたっけ。
それでも、ちゃっかり、にんじんとじゃがいもを2つずつゲット。
小学3年生の私、なかなかしっかり者でしょう?(八百屋さん、わがまま言ってごめんなさい)
当時、私や姉妹がよく手がけていたのがカレーライス。
5人分を大きな鍋でたっぷり作っていました。
肉は少ないけれど野菜がたっぷり、というのが高倉家スタイル。
その当時の名残か、今でも私は具の中でにんじんが大好きです。
もちろん肉も好きだけど、ルーに隠れた朱色のにんじんを見つけ出して、
じんわり甘みを噛み締めるあの瞬間が、私的カレーの醍醐味なのです!
さてそんなノスタルジーに浸りつつ、本日の夕食にカレーを作ってみました。
何気に作っていて、ハッと気づいたら「大家族仕様」の量に。(笑)
セスナ機をチャーターして、田舎の家族を呼び寄せたいくらいでした。とほ。
これじゃ明日もあさっても、たぶんカレーだなぁ。
と、ぶつくさ言いながら食べたカレーは、やっぱり我が家の味がして懐かしく、
小学3年生の頃作ったものよりも、ちょっとだけ辛くて、大人の味がしたのでした。