Diary&Column/プレス

2005.5.05

こどもの日に想ふこと

私は活発な子供だった。
体を動かすのが大好きで、保育園で水遊びばかりして
洋服をびしゃびしゃにして帰宅しては、母に叱られていたっけ。
けれど近頃、母はよくこう言う。
「あんたが物を書く仕事に就いたのもよくわかるけん。
だって昔から本を読んだり、レコードで昔話聴いたりするのが好きだったもんね」と。

確かに外でよく遊んだけれど、それと同じくらいひとりで過ごすのも好きだった。
あれから随分時が流れ、母にとっては活発だった私よりも
じーっと静かに本を読んでいた私の方がくっきりと思い出せるらしい。

何を読んでいたか?
たぶん、童話や昔話などがほとんどだったはず。
難しい本なんて、本当にまったく読まなかった。
作家さんが「小学生の頃からサルトルを読んでいた」なんて言ってるのを聞くと、
そこが私とは明らかに違うなーと思う。
私は物語の世界に入り込んで、好き勝手に続きを想像したり、登場人物になりきったり、
そういうふうにひとり遊びすることが、ただただ楽しかっただけだから。
幅広いジャンルの本をどんどん読もう! なんて知恵があったら、
もうちょっと賢くなれたかもしれないね。(笑)

いま、うちの本棚にはエッセイや、小説や、新書や、マンガや、料理の本が増えつづけている。
(とくに料理の本は作りもしないのに、どんどん増えてしまってる!)
「いつか時間ができたら読もう」と楽しみにとっているのだけど、
その“いつか”って、いつなんだろう?
その“いつか”がくるまでに、本で部屋がうずまってしまいそうだ。

でも、自分の買いたい本が好きなだけ買えるって、オトナになった証拠だよな。
今日は本棚から何か1冊ひっぱりだして、ちょっと読書してみるか!
そして、子供の頃みたいに物語の迷宮に入り込んでみようかな。
だって今日は、こどもの日。
オトナには、子供の頃の気持ちを思い出すための日なのだから。

↓近所の公園にて。東京にだってこいのぼりが泳げる空はあるのです!

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