Diary&Column/おさる式茶藝館

2008年10月31日

チェキラ☆チェック

菊ついてれば何でも買うぜ!でお馴染みの菊バカちゃんなわたくしであるが、
実はかなりのタータンチェックバカでもあったりする。
昨今のチェック柄の流行もどうやらここにきてピークに達しているようで、
チェック=民族衣装!的なスコットランド生まれ(←虚構)としては大層喜ばしい。
チェックの服がディスプレイされていると、いつもは縁のないタイプの店でもついふらふらと入っちゃう。
ウィンドウショッピングだけでもスキップしたくなるくらい高揚するよね。
更に今年はタイツやニーソックスなどの小物類もいつにもまして充実しており、
お手軽にスコットランド魂を導入できるのが嬉しい。
願わくばこの流行が一過性のものでなく、またトラッドばかりじゃない定番として
しっかりがっちり根付いてくれたら良いなあと思う。

スコットランドで手に入れた「Tartan map of Scotland」を眺めていると、
タータンの種類の多さに加え、どれも甲乙つけがたい魅力があることに驚く。
日本の家紋の様に何々家のタータンとか決まっているところも、
ザ・伝統に弱いわたくしにとってはぐっとくる要因でもある。
家紋と違って分家になると新しく独自のタータンを作り出せるなんてのも面白いな。
ここには民族の誇りとアイデンティティがあるのだ、なんてことを考えながら
服に腕を通すと自然と姿勢もしゃんとなる。
まあおさるんちのタータンはないっすけどね(当たり前)。

そんなこんなでタータンチェックバカは忙しい。
今年はチェックがきてきてきまくってるから!と理由をつけちゃあ、
フラットシューズ・スカート・マフラー・ストール・タイツ・眼鏡ケースなどを購入してみた。
また、家の中で古着になっているシャツやタイ、巻きスカートなんかもどしどし発掘。
あ、なんか懐かしい着こなしだねーハマトラ?とか言われないように、
何とか頑張って今どきな感じで自分のものにしたい所存だ。
気分はUKガールなのさ。ガールってどうなのさ?的なつっこみは聞かないぜ。

2008年10月17日

ヒミツの東照宮

日光に行ってきた。仲間のおさるたちが暴れているのを視察する為...
がっ予想に反しておさるの姿は全くなかった。
狩られたんだよ、と連れ合いは嬉しそうに言っていたが、そうなの?おさるさんたちよ。
しかし東照宮にいる有名なおさるとは対面を果たした。言わずと知れた三猿である。
神厩舎に彫られた一連のおさるたちは、人間の一生を表していると言う。
どこかコミカルで愛嬌のある表情がたまらない。昔から猿は馬を守るとされているんだって。
真猿=魔去る、っつう邪気払いのシンボルでもある。更に「神」という字は申(さる)に示(しめす)と書く。
神は猿の姿でもって示現する、と...。
さあ人間どもよ、おさるの前に平伏したまえ。なんつって。

他にも、陽明門の周りに施された徳川の教え満載の彫刻や、
完成されたものは滅びるだけなのでわざと未完成の部分を残してあるという逆柱、
関東随一のパワースポットなどもくまなく見学して東照宮を満喫。
以上の情報はほとんど「秘密のアラシちゃん」を見て収集したお手軽な輩ですが、
高田崇史著『QED 東照宮の怨』(講談社文庫)も読んで予習しました。
日光を知るにはややマニアックだけど切り口が面白い一冊。
QEDはタタルさんといういっぷう変わった薬剤師が殺人事件なんかに巻き込まれながら、
それに絡んだ日本史の闇的な謎を解き且つ現実の事件も解決するっつうアクロバティックなシリーズだ。
百人一首にはこんな呪が...とか、目出度きものと思っていた行事に実は悲しい史実が...とか、
子供らが楽しげに歌っている童歌にはおどろおどろしい秘密が...等々毎回度肝を抜かれること必須。
ややムツカシイ部分もあるっちゃあるが、思ってもみなかった角度で検証されていく歴史が
今までとは全く違ったものに見えてくる。
『東照宮の怨』でも、家光と天海大僧正がこれでもか張り巡らした結界について語られ、
まああくまでもタタルさんの説なんだけどそれはそれは興味深いのであった。

そんなことを踏まえつつ家光が祭られた家光廟大猷院にも赴く。
東照宮以上に華美にしちゃあかんよ、と言うわけで抑え気味ではあるがそれでもじゅうぶん豪華。
拝殿の中に入ると大層良い香り...これが噂の「家光公」か!
友人にこのお香のことを聞いていたわしらは、お寺の方の有難いお話が終わるや否や
かぐわしき「家光公」(2000円)に駆け寄るのであった。
今回日光で買い求めたお香の中では文句なしのベスト1だな。
なんと102歳まで生きたという天海大僧正の長寿の秘訣色紙付き。皆様にもそっとお教えしましょう。
「気は長く 勤めはかたく 色うすく 食ほそうして 心ひろかれ」
...長寿の道はシンプルにして難儀じゃよ。

2008年10月09日

走れ、お子たち

甥が通う幼稚園の運動会に行ってきた。私には子供がいないので、そんな行事って数十年ぶり...。
『24』を5時まで見ていた身としては早起きがキツく、正直子供も苦手なんで
こんなに無理して行くこともねえなと思いおかんに電話、欠席の旨を伝えたが、
「こっちは4時から弁当作ってんだよ!こんなに沢山作ったのにどうすんだよ!」などと一喝され、
あまりの怖さに気が進まないながらもしぶしぶ赴いた次第。
寝不足でふらふらだったが、行ってしまえば案外楽しめたので良しとしましょう。
秋空の下、外で食べるお弁当も美味しかったし!

しかし吃驚したのがお父さんたちの出席率の高さだ。
ほとんどの家庭のお父さんが早朝から先行出発して、
開始前にはすっかりベストポジションを確保しておる。スゴイ。
わしらの子供の頃って、父親なんて家にいたか?父が行事にも出てきた記憶は全くない。
今のお父さんたちって偉いな。諸々厳しい昨今、仕事だってハードだろうに、子育てにもちゃんと参加するんだな。
ずらっと並んだお父さんたちが一斉にビデオを構えているちょっと面白い風景を見ながら、
時代は確実に変わった...と遠い目になる60年代生まれである。

そんな昭和女のおセンチはさておき、子供たちの一所懸命さには図らずも胸打たれるものがあった。
年長クラスの全員リレーなんてば、ただ走るということに注力する姿にじいいいんとしてしまった。
足が速い子も遅い子も、びゅんびゅん抜いていく子も抜かれて一周遅れになっちゃってる子も、ひたすら走る。
まだあんなにちいちゃいのに。足だって短いのに。
口をあけて、頭を振って、どたばたして、おぼつかなくて、でも走る。
まずい、こんなに普通のことに泣けてくるとは...。
また全員でリレーをしてるっつうのがかわいいんだよな。
選抜とかじゃなくて、とにかく全員でバトンを繋ぐさまがイイ。
最後のランナーがゴールした後は、会場の皆が(若干涙ぐみながら)拍手をしていたよ。

幼稚園や保育園(違いがよくわからなくてすみません)の先生って、
ひとりひとりの子供の歴史的な一瞬に日々立ち会っているのかもしれない。
体力はもとより、細やかな神経とおおらかな心も要求される職業だと思う。
ロウロウのスタッフちほさんがこの秋から保育の仕事に戻られると聞き、ロウラー的には残念だけれど、
これからちほさんに出会える子供たちにとってはラッキーなことだと確信する。
ロウロウを通して培った全てによって、きっとひと味違う先生になられることでしょう。
応援しています!

2008年10月01日

♪ウェルカム、シャンハイ

油断していたら夏が終わっていた。それどころか今はもう秋、誰もいない海...(パクリ)
今年の夏はなんだかごたごたしていて、なかったことにしたい感じ。
ま、長く生きているとそんな夏もある。
何はともあれ大好きな秋がやってきたし、深呼吸をしながら徐々に浮上したい所存です。

そんなこんなで己のダウナーぶり故、ROUROUにもややご無沙汰のわたくしであるが、
NHKで放映中の『上海タイフーン』は見とるよ☆
ROUROUの服が登場するっていうのに加えて、実は木村多江さんがべらぼうに好き。
見た目クールビューティー系の女子が好みなんすけど、彼女は正にど真ん中ど直球!
寂しげに見えて芯は強いふうがまた良し。笑った顔も悪かろうはずなし。
つうわけで衣装と主役目当てで見始めたのだが、これが案外引き込まれるドラマなんす。
上海は行ったこともなく、中国の方との親交もない私としては、
ドラマで描かれているかの地の仕事のやり方や物の考え方などは正直吃驚の連続であり、
ヒロインが「上海なんか大嫌い!」と叫ぶのもわからないでもないなと思っていたよ。
しかしどん底ボロボロの状態からまあいろいろあって(端折り過ぎで御免)、
自分の気持ちや上海に対する姿勢を自ら変えていくヒロインがとにかく眩しいんだな。
また、何かと衝突してばかりの男子(ピーター・ホー)のひとことはなかなか感慨深いものがある。
その場ではカンに触るんだが言ってることは間違ってないし真理をついており、
それが後からじわりと効いてきたりなんかして、全く憎いあんちくしょうである。
特に「悪いのは上海のせい、人のせい、じゃなくて自分のせいなんじゃないか?」みたいな発言には、
俺もハッとしたさ。衿を正したさ。
そんなプチ自己改革なんかもこっそりしながら鑑賞中。
あ、それから吉田日出子さんの名曲『ウェルカム上海』が毎回挿入歌として流れるのも要チェック!
ノスタルジックなのにいつまでもかっちょいいこの歌を口ずさむ時、
うれしくなると同時にちょっぴり泣けてしまうのは年寄りの感傷でしょうか...。