Diary&Column/おさる式茶藝館

2006年06月22日

「Be Cool !」...大臣にはわかるまい

10月に学ランの解禁があるように、6月にはクールビズがある。
俳味あふるるわたくしにとって、もはやクールビズは季語のひとつ…なんつって、
学ランとは違い“クールビズ”にうっすらつきまとうお役所臭は、見事に創作意欲を刺激しない。
しないがしかし、そのマヌケな語感故にサラリーマン(否・ビジネスマン)への屈折した愛すら芽生え、
創作とはまた違うベクトルを持った意欲をアヤしく沸かせる季節なのでありました。ふふふ。

私が所属している部署は営業部である為、いくら小池大臣が叫んでも
やはり男子の外出時はネクタイ着用が必須となっている。
なのでクールビズと言っても、結局は“社内でネクタイを外す”くらいの、
ちんまりしたことしか根付いてないのが中途半端でまた赴き深い。
まあ正解型もどんなだかは知らないんですけどね。
わたくしはこのプチ・クールビズとも言うべくネクタイ外しが結構好きだ。
...正直言いますと、かなり好きだ。
ノータイYシャツ姿はやや情けなし、な感想を抱かざるを得ないが、
この情けなさこそ良い按配の“隙”になっとるわけです。
想像して頂きたい、普通のYシャツにノータイのサラリーマンを!
ボタンダウンシャツならともかく、それはそれは相当ダメダメな感じだぞ。
どれほど仕事のできる男子でもこの外見では台無しだ。きゃっほう!
と何故か喜んでいるうちに、彼らは外出する時間になりおもむろにネクタイを締め始める。
これが、イイんですわ。
蒸し暑い初夏のコンクリートジャングルへ踏み出す前、
さあ行ってくるか的な、男は外に出たら七人の敵がいるんだぜ的な、
多少のだるさと気負いとが混じった出陣。
その儀式としてのネクタイ締めを、ひっそり見守る女子の取り残された感にも
どこか抑えた美しさがあるようなないような。
ネクタイを緩める姿に色気を感じるという同朋もいるが、自分は断然締める姿に萌える派であります。
そこには非日常が見えるんですわ。多分。

なんてヨコシマなことを思いながら、外出準備をする男子をチラ見してしまうわたくしは
自信を持って挙動不審だ。
社内で言ったら即コンプライアンスに引っかかるであろう内容の今回の文章は、
ここだけのヒミツでひとつよろしくお願い致します。