Diary&Column/おさる式茶藝館

2005年10月30日

「二度目のはじまり」...ワーキングホリデーに行ってました(大嘘)

甘くせつない金木犀の香りで我にかえってみると、すっかり10月になっていた。
なんでしょうかこの竜宮城にでも行ってた感?
玉手箱を開けずしても一気に老けちゃってる的な??
この前原稿を送信した時はあんなに暑かったというに、一体夏はどこへ消えたのかしら。
なんつってすっとぼけても今年の夏はネバーカムバックトゥーミー。
文章を書かなかった為に、カミソリのようなかつての鋭さ(あったのか)も何処へやら!
なわたくしの、どうにもリハビリ調な文章を読ませちゃうことを平にお許し下さい。
と今回先に謝っておこう。

コラムを自主的に休んでいた数ヶ月、一体何をしていたのかと自分を振り返ってみたが
特に実になる事は全くしてませんが何か?な態度が我ながら天晴れ(ヤケクソ)。
歌舞伎だけは結構観たな……遠征したりして観たな。大枚はたいたわ。
観れば観るほど観るべきものが増えて楽しくなって、どんどん深みにはまっていくわ。
その深みすらも嬉しい感じのひょうろくだまぶりが頼もしい。
着物誂えてせっせと出掛けて歌舞伎観て同好の士と飲んでは楽しい楽しいと言い続け。
夏が過ぎ秋風が吹く頃私に残されたのは、ちっちゃいシアワセの寄せ集め的思い出と
連れ合いへの借金のみ。
二種類の虫が出てくる有名な童話のことを、今ちょっと思っています。

わたくしがかように後退的自堕落生活に甘んじている間に
ROUROUは東京コレクションに出る事になっていた。
足場を固め、夢をひとつひとつ確かに実現していくROUROU……
僕は君たちが眩しいよ!キラキラだよ!
赤いアオザイTを着たMAKIさんが一人で店頭に立っていたあの肌寒い春の日が、
ひどく昔のようにもついこないだの事のようにも感じられ
思えば遠くへ来たもんだーと武田鉄矢でしみじみするわたくしであった。
でもまあ遠くにきたのはROUROUだよね。私は全然進歩がないや。

長期間ずるずると休んでいた場所に戻る時の第一声はムツカシイ。
でへへーと笑って誤魔化すか神妙に詫びを入れるか。
どっちにしても照れくさくてばつが悪くて、
結局この文章を書き始めた時に咲いていた金木犀の花もいつの間にか終わっちゃって
もう11月だし。一ヶ月かかってこれか。情けなか。
情けないがしかし、リニューアル後も“おさる式茶藝館”のスペースを残してくれた
ROUROUさんに感謝しつつ、ダメダメだけどまたここから始めようと
真摯に思う今日この頃です。さあ書き倒すよおおお。