Diary&Column/おさる式茶藝館

2004年11月27日

「ふあふあのしあわせ」...ちょっと巻いて、ながーく巻いて。

マフラーとかストールとか、巻くものがとっても好きだ。
防寒という点では言わずもがな、コーディネートにもう少しパンチを!な
時にも手っ取り早く色目をプラスできるのも嬉しい。
真夏に「冬のソナタ」を見ては、嗚呼早く思う様マフラー巻きたいぜと
思っていたクチなので、秋冬は巻き甲斐があってなかなかに楽しいっすね。

つうわけで今年は早速、ROUROU製鳥唐草パシュミナストールと
フェイクファーのマフラーを入手しました。
パシュミナという語感にはそこはかとなくOLさんなヒビキがあり、
それ故に今まで分不相応?と勝手に敬遠していた猿ではあった。
がROUROU製パシュミナストールは意表をついた大きさと言い(かなりでかい)
ペン画のような線がユニークで愛らしい小鳥と唐草の絶妙なマッチングと言い、
間口が広いようでいて個性的っつう一筋縄ではいかん魅力がある。
対してフェイクファーマフラーの方は、もう全女子熱狂の可愛い〜の気配が濃厚。
首元をくるっと一周してちょこんと納まるチビマフラーは
その存在自体が自分よりもずっとずっと可愛い。
加えてフェイクなファーは動物にも優しく手触りもあくまで気持ちよく
薔薇柄の裏地が、お花モチーフのブローチが、
畳み掛けるように乙女心をくすぐりまくり
全体的にふあふあでキュートっ、なんすよ。
巻くだけで胸躍るマフラーもしくはストールを手に入れたら
多少寒くってもどんどん外出したくなるというものだ。

そうは言っても基本的にひきこもり体質なわたくしと致しましては
おうちでぬくぬくする際に大活躍のハーフケットも必需品である。
毛布なんだけど私的には立派な巻きもの。
これにくるまって本を読むのが至福の時ですな。みのむしみたいですな。
お気に入りはマリメッコのケット、色も柄もザ・北欧な感じが良い。
スウェーデンはクリッパン社製のトナカイ柄のケットもかなりの憧れなんだが
如何せんお値段も張るのでドリームという位置付けで。
いつか出世して小金持ちになった暁には、この贅沢に温かいケットを手に入れて
これでもかと巻いて巻いて惰眠を貪るぜ、と一番星に誓ったあたし。
出世する為にこれからは長いものにも巻かれんとあかんな……などと
ベタな落ちでドロンします。あれ、落ちてないかな。

2004年11月06日

「秋深しの向こう側」...立ち止まって俳句を詠もう

秋は空気が澄んでいて微かにスモーキーな香りがし、
見るもの全てがくっきりと深みのある色彩に感じられる。
穏やかに五感を刺激するそんな秋のカケラが、
誰しも持っている創作意欲のようなものに訴えかけてくる。
何とはなしに芸術や文学や文化的なものに惹かれていく季節。
定番ですが、秋は人を詩人にするかもね。

雰囲気にほだされ易い私もご多分にもれず、
この時期は無性に俳句を捻りたくなるのであった。
俳句をたしなんでいる友人がいつもハンディな「季寄せ」を持ち歩いており、
これがいたくかっちょよかったので真似っ子し、
即日買い求め携帯したのがきっかけかな。
俳句のキモは、@短いこと A季語を入れること でありましょう。
作ってみればお分かりになると思うが、17文字とは相当少ない。
常に言いたい事が溢れている詩情豊かなわたくし(誰がだ)としては、
そりゃあもう全然足りない字数なのである。でもきっとそこが良いの。
削って削ってあえて押さえるこのシバリの美学が実に日本的!な気が。
ほっておくとどーでもいい所でどこまでも饒舌になりがちな
自分を戒めつつ俳句に取り組めば、悟りすら開けそうな錯覚に陥りますでしょう。

季寄せを見ると季語というものの数の多さにまず驚く。
日本語には実に様々な、微妙なニュアンスの季節を表す言葉があることよのう。
眺めているだけでなんだか豊かな気持ちになり、
美味しい水をごくごくと飲んだかのような満たされ感でいっぱいだ。
大袈裟のようだが美しい日本語にはそんな途方もない力があると思う。
風情がありつつきっちりとした日本語に触れれば触れるほど、
カラダの中から綺麗になっていく感じ。サプリメントよりマイナスイオンよりもずっと。

というわけで行楽シーズン。
旅先で絶景かな絶景かな!な風景を見た時や自然の壮大な美しさにヤラれた時、
その一瞬の心の動きを永遠に留めるべく俳句を作ってみては如何でしょう。
ただ通り過ぎていくだけの景色が、二度と忘れられないものになるやもしれぬ。
上手い下手は関係なく表現してみるという行為が、
いつの間にか自分の日本語を増やし磨くことになっていると良いなあ。
ほな、素敵な俳句人生を。

 オムレツと枯れ葉の匂い似非パリイ

 黄金を冷やで飲み干す月見酒

 手をつなぐ金木犀に酔ったふり (桔梗)