Diary&Column/ボス

2006年10月25日

怪我の功名

昨日、夕食(と言っても深夜2時ですが)の後片付けをしていて
持っていた包丁で、自分の手をスパッと切ってしまいました。
買ったばかりの包丁。いやー、よく切れましたね。
一拍おいた後に噴出すような血で水道の水はまっかっ赤。
傷口は今でも深海魚みたいにパカっと大きく赤い口を開いています。

あまり自慢できるハナシじゃないですが、僕は小さい頃から
よく怪我をします。
病院に運ばれて傷を縫ったことや、骨折や骨にひびが入ったことは、
それぞれ両手じゃ、いや、足の指を足しても足りないくらいあります。
水泳は本気で溺れながら、ローラースケートやスケートボードは
転んで車にはねられそうになりながら、血みどろで覚えました。

怪我なんてしょっちゅうだったので、頭から血を流して
意識モウロウで家に帰っても、
「床が汚れるから、まず外の水道で洗ってから家にあがりなさい」
などと言われる始末です。
もしもROUROUのように、病院にポイントカードのシステムが
あったら、僕は誰よりも早くポイントが貯まり、ノベルティが
いくつももらえたに違いありません。

生まれつき不器用なのに加え、人一倍オッチョコチョイなので
そうやって思い出すともう、「つまづいて」というよりも
「転びっぱなし」の人生なんです。
仕事の方もまるで同じで、肉体的な怪我ではないですが、
サラリーマン時代、仕事の方でもよく失敗しました。
そして、上司や社長に怒られました。
ほんと、器用な人が羨ましいです。

そんな僕が会社を経営しているのも、僕がこうして五体満足で
ピンピン生きているのと同じくらい奇跡だと思いませんか?
でも、僕は転んでばかりいるので転ぶのが上手いんです。
一緒に遊ぶ友達は転んで骨折をしても、僕は転んでも
ほとんど大怪我にはなりません。(もちろん何度かはありますが)

同僚が失敗をして落ち込んでいる時には、僕はその失敗のベテランに
なっているばかりではなく、その対処の仕方も身に着けています。
器用な人は失敗は少ないんですが、転ぶのは上手じゃないんですよね。
僕は転ぶのだけは上手なんです。

会社経営は転んだら、それこそ大変。
転ばないように転ばないように、慎重に慎重を重ねて毎日を
過ごしています。
それでも時々気を抜くと、思わぬ大失敗をして手痛い怪我を
してしまいます。
これが怪我の功名になると良いのですが。。。

2006年10月15日

エライ人の共通点

エライ人にまったく縁が無かった僕たちですが、
ROUROUを始めてから、仕事を通じてエライ人とお会い
する機会が増えました。
エライ人に会うと、まるで自分はまだまだ未熟でダメな
人間だなとか、どうして欲が無いのにみんなエライんだろう?とか、
凡人の僕は複雑な気持ちになります。

誰も思いつかないような、驚くようなやり方やアイディアで
チャンスを掴みます。
たくさんの成功の影に、数え切れないくらいのたくさんの
失敗があるんだよと、エライ人たちは口を揃えます。
話をするのが上手で、口を開けばすぐその人の魅力に
とりつかれます。

ココで言う「エライ」というのは、ただのお金持ちとか、セレブだとか
そういう事を言っているわけじゃありません。
各業界で時代を築いてきた「エライ」人たちです。

たとえば前にもお話した事のある、資産家のQ先生は
投資家の間では知らない人はいない大先生ですが、
本人は会ってみると分かるのですが、まったくといって
いいほど、お金の匂いがしません。
欲が少なく、少年の様なキラキラした目をして、これからの夢を
語るおじいちゃんです。

それから、公私ともに何かとMAKIの面倒を見てくれている、
某モデル事務所の女性社長。
日本にまだモデルという仕事が確立していなかった頃から
モデルエージェンシーを立ち上げ、外人モデルブームをつくり、
ファッション界を人材という側面からリードしてきた、ステキな方です。

それから、上記モデルクラブの社長に紹介してもらった久田尚子さん。
文化出版局の『装苑』や『ハイファッション』などの編集長を
歴任した後、東京ファッションデザイナー協議会の議長となり、
東京コレクションの開催を始めた、ファッション界では伝説の人です。
オシャレが大好きで、オシャレはその人の人生そのものなのよ、と語る
久田さんは、オシャレと同じくらいお酒が大好きで、
少し毒のある口調さえ聞く人を心地良くする不思議な女性です。

数日前にお会いした人もエライ人でした。
数々の海外ブランド、海外アーティストの販売ライセンスを
持つI.Tさん。
世界中の一流セレクトショップに商品を卸し、原宿の一等地に
オフィスを持っています。
アートやファッションが社会に出来ることを真剣に考え、
自腹を切って巨額のお金をかけ、海外からたくさんの
まだ無名のアーティストを呼びよせ「untitle」というアートイベントを
東京で組んだ、東大出身のすごい人です。
きっとお金持ちなんだろうけど、自分に厳しく、心に脂肪が
ついていない、まるでボクサーみたいにストイックな人です。
おカネなんて、どこかに行くための切符みたいなものだよ。
切符だけ持っていたってしょうがないでしょって、サラっと言います。


いろんな人にお会いして、エライ人に共通する事をいくつか
見つけました。
みんなに反対されても、自分を信じてやり遂げる強い意志と
勇気があること。
何度失敗しても、何度でも立ち上がる、不屈の精神があること。
いつでも持っているものを全て失ってもかまわないという
「覚悟」が出来ていること。
社会的な意義を真剣に考えているということ。
見た目が実年齢よりも若く、目がキラキラしていること。
笑顔がステキなこと。
社会的地位や年齢や性別、国籍に関係なく分け隔てなく人と
付き合うこと。

なかなか僕には真似できないことばかりですが、でも、いつか
こんなステキな人たちに一歩でも近付けたらいいな、と
目標にするような人たちです。
みなさんの周りにエライ人はいますか?

2006年10月04日

あたらしい挑戦

すっかり秋めいてきましたが、みなさんいかがお過ごしですか?
僕たちは今新しい企画で少しバタバタしています。
いつも夜遅くまで、電気がついているアトリエですが、
最近はさらに朝方まで猫たちがまぶしそうにしています。

MAKIも少し日記でお知らせしていますが、
ROUROUではこの秋、新しい挑戦をします。
詳細はまた改めてお知らせしますが、実は新レーベルを
発表するのです。

国内外で活躍するイラストレーターや画家、写真家などの
アーティストとコラボレーションラインを発表していくのです。
アーティストたちの作品を見てMAKIが服をデザインをし、
その服を見てアーティストが、新たな作品を制作し提供するという
とても素敵な企画です。

これらの作品を、都内の新店舗で発表して行く予定です。
新店舗の場所はまだもう少しだけナイショです。
小さなお店ですが、きっと気持ちが良い素敵なお店に
なると思います。
新店舗では、たまにインスタレーション作品なども展示して
行く予定です。
アートを見て、着て、使って、楽しんでもらえるような
まったく新しいコンセプトのお店です。

これは浅草にあるギャラリー・エフとの出会いから始まりました。
アートとファッションの結婚みたいな企画なんです。
是非楽しみにしていてください。